「ばら星雲」と「オリオン星雲」をナローバンドで撮影をしました。

主にコスパの良いSVBONY社の製品を使って初めてナローバンド撮影を行いました。
使用機器は以下の通りです。
①ナローバンドフィルター(SVBONY Hα/OⅢ/SⅡ(7nm/48mm))
②電動フィルターホィル(ZWO EFW 2"/5) 
③冷却白黒カメラ(SVBONY SV605-MC/CMOS SONY_IMX533)
④制御ソフト(ステラショット3/Windows11)
⑤鏡筒(SVBONY SV503-70ED+レデューサ/336mm)
⑥フォーカサー(ZWO EFA)
赤道儀(SkyWatcher_Star_Adventurer GTi)
⑧画像処理ソフト(ステライメージ9/Windows11)
この中で①~④の機器は今回初めて撮影に使用しました。

最初のターゲットは「ばら星雲」と「オリオン星雲」としました。
OⅢ/Hα/SⅡで撮影を行い、各種類毎にコンポジットを行い、CMY合成を行いました。
何故か「ばら星雲」は綺麗なカラー画像に仕上がったりのですが、「オリオン星雲」はいろいろ試したのですが輝度差が大きいカラー画像にしかならないのでOⅢ/Hα/SⅡの画像を白黒のままコンポジットしてみました。
あらためてナローバンド撮影した画像の処理は難しいと思いました。
今後、インターネット等を活用して勉強したいと思います。
各製品の使い心地ですが、ナローバンドフィルターはゴースト等も無く快適に使えました。
電動フィルターホィルはステラショット3から快適に操作できました。
冷却白黒カメラ(SVBONY SV605-MC)はステラショット3から操作できるようになったので問題なく快適に撮影で来ました。
それから、ステラショット3から極軸補正が初回撮影後に画面を見ながらリアルタイムで調整できるようになり、使いやすくなりました。
また、ライブスタック機能も使えるとのことなので使い勝手はカラーカメラを使って確認したいと思います。
なお、今回はナローバンド撮影した「ばら星雲」と「オリオン星雲」を紹介します。

【写真】ばら星雲 撮影日時=2024年3月27日 20:30~21:50頃
ゲイン=500 シャッタ=60秒 ライト=各20枚 
画像処理=CMY合成(SⅡ→C/OⅢ→M/Hα→Y)

【写真】オリオン星雲 撮影日時=2024年3月27日 19:10~19:40頃
ゲイン=500 シャッタ=30秒 ライト=各10枚 
画像処理=白黒コンポジット(SⅡ+OⅢ+Hα)