ZWO_533MCとFMA180の組合せで撮影しました。

スマート望遠鏡を使い始めると自動スタックにより、作成された画像(JPG)が比較的綺麗なので、ステライメージ9等での画像処理がおろそかになっていました。
今回は11月15~16日にZWO_533MC_PROとFMA180の組合せで撮影したデータをステライメージ9で処理しましたので、その中から私が綺麗と思う写真を紹介します。
<撮影機器>
鏡筒(Askar_FMA180(180mm)+QBPⅢフィルター)、赤道儀(SkyWatcher_Star_Adventurer GTi)、カメラ(ZWO_ASI_533MC_Pro)、CONT=ZWO_ASIAIR_PLUS、ソフト=ASI_AIR、Andridoタブレット(VER12)、画像処理ソフト(ステライメ-ジ9)


【写真】燃える木と馬頭星雲 撮影日時=2023年11月16日 00:20~00:50頃
Gain=360、温度=0℃、シャッタ=30秒、ライトF=60枚、ダークF=10枚 


【写真】オリオン星雲(M42) 撮影日時=2023年11月15日 23:40~00:10頃
Gain=100、温度=0℃、シャッタ=30秒、ライトF=60枚、ダークF=10枚


【写真】ばら星雲(NGC2244) 撮影日時=2023年11月15日 23:00~23:30頃
Gain=360、温度=0℃、シャッタ=30秒、ライトF=60枚、ダークF=10枚 


【写真】象の鼻星雲(IC1396) 撮影日時=2023年11月15日 21:00~21:30頃
Gain=360、温度=0℃、シャッタ=30秒、ライトF=60枚、ダークF=10枚


【写真】胎児星雲(IC1848) 撮影日時=2023年11月15日 20:20~20:50頃
Gain=360、温度=0℃、シャッタ=30秒、ライトF=60枚、ダークF=10枚

 

SeeStar_APの最新バージョン(V.1.11.00)を使ってみました。

SeeStar_APの最新バージョン(V.1.11.00)がリリースされたのでSeeStar_S50のAPと本体のバージョンアップをして天体撮影を行いました。
愕いたのは、北アメリカ星雲を40分間スタック(実時間は70分)したのにタブレットの画像には経緯台の星像回転による各隅のひずみがあまり出ていませんでした。
多分、SeeStarの内部でリアルタイムで回転の補正を行った結果だと思います。
今回は、SeeStarの内部でスタック処理されたJPGの写真を紹介します。
<撮影機器>
スマート望遠鏡[ZWO_SeeStar_S50(口径50mm+焦点距離250mm)+(光害CutF)+(カメラ(IMX462(1920X1080))]、
三脚+レベライザー、制御ソフト[Andridoタブレット(Ver12)+SeeStar(VER1.9.0)]


【写真】北アメリカ星雲のメキシコ付近に該当する部分(NGC7000)  撮影日時=2023年11月18日 18:30~19:40頃
感度=自動、シャッタ=10秒、光害F有、ライトF=240枚(自動スタック40分)

 

【写真】三日月星雲(NGC6888) 撮影日時=2023年11月18日 17:40~18:40頃
感度=自動、シャッタ=10秒、光害F有、ライトF=180枚(自動スタック30分)

 

【写真】モンキーヘッド星雲(NGC2174) 撮影日時=2023年11月18日 21:50~22:50頃
感度=自動、シャッタ=10秒、光害F有、ライトF=180枚(自動スタック30分)



 

スマート望遠鏡の便利さには勝てません。

星空が広がって天体撮影の条件が整ったのですが、急に寒くなってきたので短時間(数分)で設置できるスマート望遠鏡(SeeStar)を選択してしまいました。
設置後は暖房がある家の中からタブレットで撮影操作を行いました。
ほんの少し前までは考えられなかった撮影方法だと思いました。
撮影では光害カットフィルターを利用しない撮影を行った結果、明るめの天体は光害カットフィルターを利用した時より綺麗に写っていました。
それから、フォーカスについては観測天体の導入毎にAFフォーカスを行うと一度合わせて継続して撮影するよりピントが良くなっていました。
今回はSeeStarが自動スタック処理をした画像を紹介します。
<撮影機器>
スマート望遠鏡[ZWO_SeeStar_S50(口径50mm+焦点距離250mm)+(光害CutF)+(カメラ(IMX462(1920X1080))]、
三脚+レベライザー、制御ソフト[Andridoタブレット(Ver12)+SeeStar(VER1.9.0)]、
画像処理ソフト(ステライメ-ジ9)

【写真】燃える木&馬頭星雲 撮影日時=2023年11月9日 0:00~0:40頃
感度=自動、シャッタ=10秒、光害CutF無、ライトF=120枚(自動スタック20分)

 

【写真】オリオン星雲(M42) 撮影日時=2023年11月8日 23:40~24:00頃
感度=自動、シャッタ=10秒、光害CutF無、ライトF=60枚(自動スタック10分) 

 

【写真】M81銀河 撮影日時=2023年11月8日 22:40~23:40頃
感度=自動、シャッタ=10秒、光害CutF無、ライトF=174枚(自動スタック29分) 


【写真】バブル星雲(NGC7635) 撮影日時=2023年11月8日 20:50~21:40頃
感度=自動、シャッタ=10秒、光害CutF有、ライトF=180枚(自動スタック30分) 

 

ZWO(ASIAIR+585MC)とSV550_80EDの組合せで撮影しました。

SeeStarは使い慣れてきたので、今回はZWO(ASIAIR+585MC)とSV550_80EDの組合せで電子観望兼撮影を行いました。
SeeStarと同じ天体を撮影しましたが、鏡筒の口径とカメラのセンサーサイズが違うので単純な比較はできませんが、コントラスト及び解像度にはかなり差があることが分かりました。
この観測機器の設置時間は約15分かかりましたがSeeStarの設置は数分で出来ています。
また、SeeStarのSTAモードの検証をしました。
仕組み的には、タブレット(スマホ)⇔WIFIルータ⇔SeeStarとなる無線接続でWIFIルータを中継するので、途中に障害物があってもWIFIルータを中間に設置することにより、SeeStarとタブレット(スマホ)がかなり離れていても安定した通信が出来ていました。
SeeStarはお手軽な電子観望兼撮影用機器として優れた能力を発揮すると改めて感じました。
今回はZWO(ASIAIR+585MC)とSV550_80EDで撮影した写真を紹介します。

<撮影機器>
鏡筒(SVBONY_SV550_80ED【480mm】+フラットナー)、赤道儀(Sky-Watcher_SA_GTi)、
カメラ=ZWO_ASI_585MC+QBPフィルター、CONT=ZWO_ASIAIR_PLUS、
ソフト=ASI_AIR、Andridoタブレット(VER12)、画像処理ソフト(ステライメ-ジ9)

【写真】パックマン星雲(NGC281) 撮影日時=2023年11月04日 19:40~20:20頃
 Gain=450、シャッタ=10秒、ライトF=167枚、ダークF=10枚 


【写真】アレイ星雲(M27) 撮影日時=2023年11月04日 20:30~20:50頃
 Gain=252、シャッタ=10秒、ライトF=91枚 

 

【写真】まゆ星雲(IC5146) 撮影日時=2023年11月04日 21:00~21:40頃
 Gain=252、感度=自動、シャッタ=10秒、ライトF=172枚


【写真】三日月星雲(NGC6888) 撮影日時=2023年11月04日 21:50~22:30頃
Gain=252、シャッタ=10秒、ライトF=171枚 

 

【写真】かに星雲(M1) 撮影日時=2023年11月04日 22:40~23:20頃
Gain=252、シャッタ=10秒、ライトF=168枚

 

SeeStar_S50でオリオン星雲を撮影しました。

SeeStar_S50でオリオン星雲(M42)を撮影しました。
明るい星雲は綺麗に写りますね。
使って分かったのですがカメラのセンサーが長方形で画角が小さく経緯台のため30分程度露出すると四隅のずれが大きくなってきます。
トリミングして使うとすると中心部に対象天体を配置することが重要だと思いました。
また、スタックの時間ですが約30分(10秒×180枚)の場合、実時間は約60分かかりました。
今回はSeeStarが自動スタック処理をした画像とステライメージでスタック処理をした画像を紹介します。
なお、ステライメージで処理した画像はスタック処理時に経緯台による四隅のずれが自動的にカットされています。

<撮影機器>
スマート望遠鏡[ZWO_SeeStar_S50(口径50mm+焦点距離250mm)+(光害カットF)+(カメラ(IMX462(1920X1080))]、
三脚+レベライザー、制御ソフト[Andridoタブレット(VER12)+SeeStar(VER1.9.0)]、
画像処理ソフト(ステライメ-ジ9)

【写真】オリオン星雲(M42) 撮影日時=2023年11月02日 22:40~23:10頃
感度=自動、シャッタ=10秒、ライトF=90枚(自動スタック15分) 

【写真】オリオン星雲(M42) 撮影日時=2023年11月02日 22:40~23:10頃
感度=自動、シャッタ=10秒、ライトF=90枚(ステライメージ9処理)

 

【写真】M33 撮影日時=2023年11月02日 21:10~22:10頃
感度=自動、シャッタ=10秒、ライトF=198枚(自動スタック33分) 

【写真】M33 撮影日時=2023年11月02日 21:10~22:10頃
感度=自動、シャッタ=10秒、ライトF=198枚(ステライメージ9処理)

 

【写真】まゆ星雲(IC5146) 撮影日時=2023年11月02日 20:00~21:00頃
感度=自動、シャッタ=10秒、ライトF=198枚(自動スタック33分) 


【写真】まゆ星雲(IC5146) 撮影日時=2023年11月02日 20:00~21:00頃
感度=自動、シャッタ=10秒、ライトF=198枚(ステライメージ9処理)

 

 

月をSeeStar_S50とSV550_80EDで比較撮影しました。

月をSeeStar_S50とSV550_80EDで比較撮影しました。

SV550_80EDのフラットナーが届いたのでZWO_SeeStar_S50と月を比較撮影しました。
SV550_8OEDのカメラはEos_kiss_X9を使用しました。
解像度は画素数の違いもあり、SV550+X9の組合せの方が大きくした場合は綺麗でしたが、SeeStar_S50の方がコントラストが良くタブレットサイズの画面ではSV550+X9の組合せより綺麗でした。
その後、SeeStar_S50でパックマン星雲(NGC281)の撮影をしましたが、雲が発生して16分のスタック撮影を終了としました。
スタック状況を観察していると対象天体が雲に隠れるとスタックをやめて、対象天体が雲から出てくるとスタックを自動的に行っていました。最新のスマート望遠鏡の能力のすごさにあらためて愕きました。
それから、パックマン星雲(NGC281)はステライメージで調整しましたが露出不足のため、映りが悪いですが参考として紹介します。
SeeStar_S50で暗い星雲を撮影する場合、最低30分以上のスタックが必要であると思いました。
<撮影機器1>
鏡筒(SVBONY_SV550_80ED【480mm】+フラットナー)、経緯台(サイトロン_AZ-ZERO)、カメラ(Eos_kiss_X9)、画像処理ソフト(ステライメージ9)

【写真】月 撮影日時=2023年10月29日 19:00頃 一部トリミング
 感度=ISO400、シャッタ=1/2000秒、ライトF=20枚

 

<撮影機器2>
スマート望遠鏡[ZWO_SeeStar_S50(口径50mm+焦点距離250mm)+(光害カットF)+(カメラ(IMX462(1920X1080))]、三脚+レベライザー、制御ソフト[Andridoタブレット(VER12)+SeeStar(VER1.9.0)]、画像処理ソフト(ステライメ-ジ9)

【写真】月 撮影日時=2023年10月23日 19:20頃
 感度=自動、シャッタ=自動、ライトF=10枚

 

【写真(参考)】パックマン星雲(NGC281) 撮影日時=2023年10月29日 19:30~20:00頃
 感度=自動、シャッタ=10秒、ライトF=96枚(自動スタック16分)

 

ZWO_SeeStar_S50を初めて使用しました。

予約していたZWO_SeeStar_S50がやっと届いたので使用しました。
初めてのスマート望遠鏡なので先に本体を購入した方がインターネットに投稿されている設定方法を参考にすることで本体及びスマートホンの設定もスムーズに行うことが出来ました。
また、制御アプリ(VER1.9.0)の表示は日本語になっていました。

このままでよいと思いますが本体から発せられるメッセージは中国語でした。

一つ気になる点は、この本体のみかもしれませんが、
充電を行いながら撮影を行うと追尾が安定せず星が流れて撮影で来ませんでした。
2つの天体をターゲットに撮影しましたが同じ現象でした。
なお、充電をやめて本体のバッテリーのみで行うと追尾が安定して約30分の撮影が出来ました。

良いと思う点は
①自動フォーカスのスピードが速い。
②天体導入のスピードが速い。
③本体の水平状態をリアルタイムでスマートホンに表示する。
三脚と本体の間にレベライザーを入れて置くと暗闇の中でも三脚に触らないで簡単に水平調整が出来ます。
④光害カットフィルターが内蔵されている。
⑤最近、初期予約価格より値上がりしていますが、総合するとコストパフォーマンスがすごく良いことです。

初めて撮影した写真をそのまま紹介します。
撮影データは本体(fits&jpg)とスマートフォン(jpg)に保存されるのですが
見た目が綺麗なスマートフォンに保存された写真を紹介します。
但し、月についてはライトF=10枚を合成しました。

<撮影機器>
スマート望遠鏡[ZWO_SeeStar_S50(口径50mm+焦点距離250mm)+(光害カットF)+(カメラ(IMX462(1920X1080))]、
三脚+レベライザー、制御ソフト[Andridoタブレット(VER12)+SeeStar(VER1.9.0)]、
画像処理ソフト(ステライメ-ジ9)

【写真】月 撮影日時=2023年10月23日 18:40頃
 感度=自動、シャッタ=自動、ライトF=10枚

 

【写真】亜鈴星雲(M27)  撮影日時=2023年10月23日 18:40~19:00頃
 感度=自動、シャッタ=10秒、ライトF=60枚(自動スタック10分)

 

【写真】アンドロメダ銀河(M31)撮影日時=2023年10月23日 20:00~20:40頃
 感度=自動、シャッタ=10秒、ライトF=126枚(自動スタック21分)

 

【写真】二重星団(Ngc869&Ngc884) 撮影日時=2023年10月23日 20:50~21:00頃
 感度=自動、シャッタ=10秒、ライトF=30枚(自動スタック5分) 

 

【写真】フィッシュヘッド星雲(Ic1795) 撮影日時=2023年10月23日 21:50~22:40頃
 感度=自動、シャッタ=10秒、ライトF=180枚(自動スタック30分)