SeeStar_APの最新バージョン(V.1.13.00)を使ってみました。

SeeStar_APの最新バージョン(V.1.13.00)がリリースされて少し時間がたちますが、SeeStar_S50のAPと本体をバージョンアップして天体撮影を行いました。
いろいろ機能強化されていますが、ポイントはライブスタックの露出時間が10秒、20秒、30秒から選択できるようになったことだと思います。
それぞれ使用しましたが、10秒だと明るい天体はいいのですが暗い天体はライブスタックの時間を長くする必要がありました。
30秒は暗い天体がよく写るのですが、「星が流れた」とのスタックエラーが10秒より多く発生するのでライブスタックの作業時間が総露出時間の約3倍くらいかかる感じです。また、10秒場合はライブスタックの作業時間は総露出時間の約2倍です。
それぞれを試した見ましたが、機器の個体差もある思いますが、私的には20秒がスタックエラーも10秒と同じくらいで暗い天体が10秒より写るのでこの設定が一番良いと思いました。
今回は露出時間20秒でライブスタックした写真を紹介します。
それから参考情報として、ご存じの方もおられると思いますが、AskerのFMA180_PRO、FMA230等がAMAZONで安価で販売されていました。

<撮影機器>
スマート望遠鏡[ZWO_SeeStar_S50(口径50mm+焦点距離250mm)+(光害CutF)+(カメラ(IMX462(1920X1080))]、
三脚+レベライザー、制御ソフト[Andridoタブレット(Ver12)+SeeStar(VER1.13.00)]、
画像処理ソフト(ステライメ-ジ9)

【写真】オリオン星雲(M42) 撮影日時=2024年1月6日20:40~21:40頃
感度=自動、シャッタ=20秒、光害CutF有、ライトF=93枚(自動スタック31分)


【写真】クリスマスツリー星団(NGC2264) 撮影日時=2024年1月6日21:50~23:20頃
感度=自動、シャッタ=20秒、光害CutF有、ライトF=138枚(自動スタック46分)

 

夜中は寒いので昼間と日没直後に撮影をしました。

本年度の最初の投稿です。
昨年末は、比較的に星空が広がっていましたが風邪にかかったため、天体撮影は全くできませんでした。
また、ネットを見ていいるとAskerの天体望遠鏡が2023/12/29から値上げするとの情報につられてクリック病が発病してFMA230に手を出してしまいました。(^^;A
年明け後は風邪症状もよくなってきたので、気温が0度以上の暖かい時間を選んで天体撮影を行いました。
今回はSeeStarで撮影した太陽とC90_MAKで撮影した木星土星の写真を紹介します。

 

<撮影機器>
スマート望遠鏡[ZWO_SeeStar_S50(口径50mm+焦点距離250mm)+(カメラ(IMX462(1920X1080))]、
三脚+レベライザー、制御ソフト[Andridoタブレット(Ver12)+SeeStar(VER1.13.0)]、
画像処理ソフト(ステライメ-ジ9)
【写真】太陽  撮影日時=2024年1月1日 11:17頃
 太陽モード(感度/シャッター=自動)、一枚撮影

【写真】太陽  撮影日時=2024年1月4日 11:59頃
 太陽モード(感度/シャッター=自動)、一枚撮影

 

<撮影機器>
鏡筒【(CELESTRON C90_MAK(1250mm)+2倍バロー/2500mm)、経緯台(AZーGTI)、カメラ(ZWO_ASI_120MC-S)、撮影ソフト(Sharpcap4.1)、画像処理ソフト(Autostakkert+ステライメ-ジ9)

【写真】木星 2024年1月4日 17:10頃
 ゲイン=77、シャッタ=39ms、動画(Avi)=180秒、一部トリミング

【写真】土星 2024年1月4日 17:30頃
 ゲイン=56、シャッタ=340ms、動画(Avi)=180秒、一部トリミング

 

12月に撮影した写真を紹介します。

地域的なのか12月の天候は日没後21時頃までは雲が少ないのですが21時を過ぎると高度の低い雲が流れて来てそれ以降の撮影が出来なくなる日が続いています。
撮影は17:00までに設置をして21:00頃に撤収という感じです。
新たにCELESTRON C90_MAK(1250mm)を使った小型軽量な機器構成で木星を撮影しました。また、観測時の気温も0℃以下になっているので、他の機器構成も設置と撤収が速い小型軽量ものになっています。
今回は12月に撮影した中から私的に綺麗と思われる写真を紹介します。
それからステラショット3のバージョンアップ版を注文しました。
私的には比較的安価なSVBONY社製のCMOSカメラとライブスタック機能が使用可能になったことが注文の決め手となりました。【約一年前に思わずポチッタ、SV405-CC(IMX294搭載冷却CMOSカメラ)が箱の中で眠っています。…(^^;】

【観測機器構成】
鏡筒【(CELESTRON C90_MAK(1250mm)+2倍バロー/2500mm)、経緯台(AZーGTI)、カメラ(ZWO_ASI_120MC-S)、撮影ソフト(Sharpcap4.1)、画像処理ソフト(Autostakkert+ステライメ-ジ9)

【写真】木星 2023年12月11日 18:30頃
 ゲイン=51 シャッタ=150ms 動画(Avi)=180秒

 

<撮影機器>
スマート望遠鏡[ZWO_SeeStar_S50(口径50mm+焦点距離250mm)+(光害CutF)+(カメラ(IMX462(1920X1080))]、
三脚+レベライザー、制御ソフト[Andridoタブレット(Ver12)+SeeStar(VER1.9.0)]、
画像処理ソフト(ステライメ-ジ9)

【写真】まゆ星雲(IC5146) 撮影日時=2023年12月8日19:00~20:00頃
感度=自動、シャッタ=10秒、光害CutF有、ライトF=150枚(自動スタック25分)

 

【写真】魔法使い星雲(NGC7380) 撮影日時=2023年12月8日18:00~19:00頃
感度=自動、シャッタ=10秒、光害CutF有、ライトF=180枚(自動スタック30分)

 

<撮影機器>
鏡筒(VIXEN_ED81S(625mm)+ZWOデュアルバンドフィルター)、赤道儀(SkyWatcher_Star_Adventurer GTi)、カメラ(ZWO_ASI_585MC)、CONT=ZWO_ASIAIR_PLUS、ソフト=ASI_AIR、Andridoタブレット(VER12)、画像処理ソフト(ステライメ-ジ9)

【写真】モンキーヘッド星雲(NGC2174) 撮影日時=2023年12月3日 20:30~21:10頃
Gain=450、シャッタ=30秒、ライトF=60枚、ダークF=10枚 

 

【写真】どくろ星雲(NGC246) 撮影日時=2023年12月3日 19:30~20:30頃
Gain=450、シャッタ=30秒、ライトF=60枚、ダークF=10枚 

 

ZWO_533MCとFMA180の組合せで撮影しました。

スマート望遠鏡を使い始めると自動スタックにより、作成された画像(JPG)が比較的綺麗なので、ステライメージ9等での画像処理がおろそかになっていました。
今回は11月15~16日にZWO_533MC_PROとFMA180の組合せで撮影したデータをステライメージ9で処理しましたので、その中から私が綺麗と思う写真を紹介します。
<撮影機器>
鏡筒(Askar_FMA180(180mm)+QBPⅢフィルター)、赤道儀(SkyWatcher_Star_Adventurer GTi)、カメラ(ZWO_ASI_533MC_Pro)、CONT=ZWO_ASIAIR_PLUS、ソフト=ASI_AIR、Andridoタブレット(VER12)、画像処理ソフト(ステライメ-ジ9)


【写真】燃える木と馬頭星雲 撮影日時=2023年11月16日 00:20~00:50頃
Gain=360、温度=0℃、シャッタ=30秒、ライトF=60枚、ダークF=10枚 


【写真】オリオン星雲(M42) 撮影日時=2023年11月15日 23:40~00:10頃
Gain=100、温度=0℃、シャッタ=30秒、ライトF=60枚、ダークF=10枚


【写真】ばら星雲(NGC2244) 撮影日時=2023年11月15日 23:00~23:30頃
Gain=360、温度=0℃、シャッタ=30秒、ライトF=60枚、ダークF=10枚 


【写真】象の鼻星雲(IC1396) 撮影日時=2023年11月15日 21:00~21:30頃
Gain=360、温度=0℃、シャッタ=30秒、ライトF=60枚、ダークF=10枚


【写真】胎児星雲(IC1848) 撮影日時=2023年11月15日 20:20~20:50頃
Gain=360、温度=0℃、シャッタ=30秒、ライトF=60枚、ダークF=10枚

 

SeeStar_APの最新バージョン(V.1.11.00)を使ってみました。

SeeStar_APの最新バージョン(V.1.11.00)がリリースされたのでSeeStar_S50のAPと本体のバージョンアップをして天体撮影を行いました。
愕いたのは、北アメリカ星雲を40分間スタック(実時間は70分)したのにタブレットの画像には経緯台の星像回転による各隅のひずみがあまり出ていませんでした。
多分、SeeStarの内部でリアルタイムで回転の補正を行った結果だと思います。
今回は、SeeStarの内部でスタック処理されたJPGの写真を紹介します。
<撮影機器>
スマート望遠鏡[ZWO_SeeStar_S50(口径50mm+焦点距離250mm)+(光害CutF)+(カメラ(IMX462(1920X1080))]、
三脚+レベライザー、制御ソフト[Andridoタブレット(Ver12)+SeeStar(VER1.9.0)]


【写真】北アメリカ星雲のメキシコ付近に該当する部分(NGC7000)  撮影日時=2023年11月18日 18:30~19:40頃
感度=自動、シャッタ=10秒、光害F有、ライトF=240枚(自動スタック40分)

 

【写真】三日月星雲(NGC6888) 撮影日時=2023年11月18日 17:40~18:40頃
感度=自動、シャッタ=10秒、光害F有、ライトF=180枚(自動スタック30分)

 

【写真】モンキーヘッド星雲(NGC2174) 撮影日時=2023年11月18日 21:50~22:50頃
感度=自動、シャッタ=10秒、光害F有、ライトF=180枚(自動スタック30分)



 

スマート望遠鏡の便利さには勝てません。

星空が広がって天体撮影の条件が整ったのですが、急に寒くなってきたので短時間(数分)で設置できるスマート望遠鏡(SeeStar)を選択してしまいました。
設置後は暖房がある家の中からタブレットで撮影操作を行いました。
ほんの少し前までは考えられなかった撮影方法だと思いました。
撮影では光害カットフィルターを利用しない撮影を行った結果、明るめの天体は光害カットフィルターを利用した時より綺麗に写っていました。
それから、フォーカスについては観測天体の導入毎にAFフォーカスを行うと一度合わせて継続して撮影するよりピントが良くなっていました。
今回はSeeStarが自動スタック処理をした画像を紹介します。
<撮影機器>
スマート望遠鏡[ZWO_SeeStar_S50(口径50mm+焦点距離250mm)+(光害CutF)+(カメラ(IMX462(1920X1080))]、
三脚+レベライザー、制御ソフト[Andridoタブレット(Ver12)+SeeStar(VER1.9.0)]、
画像処理ソフト(ステライメ-ジ9)

【写真】燃える木&馬頭星雲 撮影日時=2023年11月9日 0:00~0:40頃
感度=自動、シャッタ=10秒、光害CutF無、ライトF=120枚(自動スタック20分)

 

【写真】オリオン星雲(M42) 撮影日時=2023年11月8日 23:40~24:00頃
感度=自動、シャッタ=10秒、光害CutF無、ライトF=60枚(自動スタック10分) 

 

【写真】M81銀河 撮影日時=2023年11月8日 22:40~23:40頃
感度=自動、シャッタ=10秒、光害CutF無、ライトF=174枚(自動スタック29分) 


【写真】バブル星雲(NGC7635) 撮影日時=2023年11月8日 20:50~21:40頃
感度=自動、シャッタ=10秒、光害CutF有、ライトF=180枚(自動スタック30分) 

 

ZWO(ASIAIR+585MC)とSV550_80EDの組合せで撮影しました。

SeeStarは使い慣れてきたので、今回はZWO(ASIAIR+585MC)とSV550_80EDの組合せで電子観望兼撮影を行いました。
SeeStarと同じ天体を撮影しましたが、鏡筒の口径とカメラのセンサーサイズが違うので単純な比較はできませんが、コントラスト及び解像度にはかなり差があることが分かりました。
この観測機器の設置時間は約15分かかりましたがSeeStarの設置は数分で出来ています。
また、SeeStarのSTAモードの検証をしました。
仕組み的には、タブレット(スマホ)⇔WIFIルータ⇔SeeStarとなる無線接続でWIFIルータを中継するので、途中に障害物があってもWIFIルータを中間に設置することにより、SeeStarとタブレット(スマホ)がかなり離れていても安定した通信が出来ていました。
SeeStarはお手軽な電子観望兼撮影用機器として優れた能力を発揮すると改めて感じました。
今回はZWO(ASIAIR+585MC)とSV550_80EDで撮影した写真を紹介します。

<撮影機器>
鏡筒(SVBONY_SV550_80ED【480mm】+フラットナー)、赤道儀(Sky-Watcher_SA_GTi)、
カメラ=ZWO_ASI_585MC+QBPフィルター、CONT=ZWO_ASIAIR_PLUS、
ソフト=ASI_AIR、Andridoタブレット(VER12)、画像処理ソフト(ステライメ-ジ9)

【写真】パックマン星雲(NGC281) 撮影日時=2023年11月04日 19:40~20:20頃
 Gain=450、シャッタ=10秒、ライトF=167枚、ダークF=10枚 


【写真】アレイ星雲(M27) 撮影日時=2023年11月04日 20:30~20:50頃
 Gain=252、シャッタ=10秒、ライトF=91枚 

 

【写真】まゆ星雲(IC5146) 撮影日時=2023年11月04日 21:00~21:40頃
 Gain=252、感度=自動、シャッタ=10秒、ライトF=172枚


【写真】三日月星雲(NGC6888) 撮影日時=2023年11月04日 21:50~22:30頃
Gain=252、シャッタ=10秒、ライトF=171枚 

 

【写真】かに星雲(M1) 撮影日時=2023年11月04日 22:40~23:20頃
Gain=252、シャッタ=10秒、ライトF=168枚