月の撮影データでLRGB合成を行ってみました。

6月12日に撮影した月のデータを確認するとLRGBの各データが撮影されていたので初めてLRGB合成を行ってみました。
処理はステライメージ9を使用しました。
①LRGBの各データ毎にコンポジットして4種類のFTSファイルを作成。
②Lを除く、RGBの3種類のファイルを指定、読込後に自動位置調整を実施。
③RGB合成を実施し、RGB合成ファイルを作成。
④LのフィルとRGB合成ファイルを指定、読込後に自動位置調整を実施。
⑤LRGB合成を実施、LRGB合成ファイルを作成。
⑥LRGB合成ファイルの画像調整を行い、自動位置調整に伴う余白をトリミングして完成。
白黒写真と比べても明確な違いは判りずらいと思いますが、LRGB合成(カラー)と白黒写真を紹介します。

【観測機器構成】
鏡筒(VIXSEN_ED81S(625mmm))、フィルターホィール(1.25インチ×4(LRGB))、カメラ(playerone_XENA_M)、赤道儀(Kenko_EQ6PRO-J)、撮影ソフト(Sharpcap_v4.0)、画像処理ソフト(ステライメージ9)

【LRGB合成写真(カラー)】月 2022年6月12日 19:30~20:00頃
 各LRGB共 ゲイン=22、スタック=2mSec×50フレーム

【写真(白黒)】月 2022年6月12日 20:00頃
 ゲイン=22、スタック=2mSec×100フレーム